入浴剤『浴用剤(医薬部外品)』の製造、販売に当たっては、医薬品医療機器等法により、商品毎に厚生労働大臣の承認、認可を得なければなりません。
承認内容には、名称、成分、効能、用法・用量等が含まれておりますので、基本的には、承認された用法・用量以外の使い方は認められません。
したがって、商品には、承認された使い方が表示してあります。
しかし、当工業会や会員会社には、消費者の方々から「入浴剤の使い方」に関する色々な質問が、数多く寄せられています。
この章では、そんな質問にお応えするために、「入浴剤の上手な使い方」をQ&A形式でまとめました。
入浴剤の上手な使い方Q&A
構いません。ほとんどの商品は、「お湯○○Lに対して○○gを溶かす」と表示されていますので、表示の割合に合わせて使用量を加減してください。そのためには、ご家庭の浴槽の大きさを知っておくと便利です。
一般には冬は40℃前後、夏は38℃前後のお湯に、ゆっくり浸ると効果的です。
一般の入浴剤は、特に制約はありませんが、炭酸ガス系入浴剤は、製品に記載された使い方、注意表示等にしたがってください。
沸かし直していただいても、問題はありません。
入浴剤を入れたお湯を翌日沸かし直した時に、入浴剤を追加してもよいか ?
同じ入浴剤であれば、つぎ足した湯の量に応じて追加しても問題はありません。
各々の商品の特性を損なったり、効果が低下したりする恐れがありますので、併用しないでください。
乳幼児(幼小児)や認知症の方等の手の届かない場所に保管してください。
また、高温になるところや水がかかるところには保管しないでください。
製造後未開封の保存条件の下で、3年間品質が維持できない場合は、商品に使用期間を表示することになっています。
詳しくは、各入浴剤メーカーにお問い合わせください。
溶けている最中の炭酸ガス入浴剤に顔を近づけたり、溶かしながら入浴するとまれに咳き込むことがあります。炭酸ガス入浴剤は溶かしきってから入浴してください。
入浴剤を入れたお風呂のお湯を間違って飲んでしまった場合には?
入浴剤を入れたお風呂のお湯を飲んでしまった場合、通常の使用濃度であれば問題はありません。
入浴剤を入れたお風呂のお湯が目に入った場合、通常の使用濃度であれば問題はありません。
入浴剤を入れたお風呂の残り湯を植物にかけたりすることはお避けください。植物の種類によっては、入浴剤の成分を嫌うものがあります。